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アドオン方式(金利)とは |
アドオン方式とは、金利計算方法の1つで、「実質年率」と「アドオン」の2種類があります。アドオン方式は貸付金額に貸出期間と利率をかけて算出した利息額に、貸付金額を合わせた総額を割賦回数で均等分割して、1回の返済額を決める金利計算方法をいいます。
この方式は、毎月の返済額や利息の計算が簡単に出来ますが、毎月返済をし、借入れた元金が減少しても、利息は減らないものとして、当初借入れた元金を基準に利息が計算されているので「元利均等返済」や「元金均等返済」に比べ利息負担は割高になってしまい、実質金利負担は表面金利を上回ります。
「元金×アドオン年率=総支払金利額」
例えば、アドオン率5%、借入れ額100万円、返済回数を10回とすると、
支払い金利の総額は100万円×5%=5万円となります。
返済回数が10回ですので、借入れ額100万円と金利の総額5万円を足し、10回で割ります。
105万円÷10回=10万5千円
つまり、合計で105万円返済するのですが、これを実質年率で計算すると約11%なります。
アドオン率が3%でも実質年率で計算すると5.5%です。
この為、現在はアドオン金利の表示は禁止され、実質金利の表示が義務付けられています。
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